安南風茶碗と花豆
安南風茶碗・鉢が焼き上がった。
■ 安南風茶碗と鉢の習作

『安南(あんなん)
安南(べトナム)で作られた陶磁器の総称。・・・ベトナムでは中国陶磁器の影響のもとに早くから白磁・青磁が焼かれていたが、14、5世紀から染付・赤絵の製作も始まり、室町末期から江戸前期にかけて多くの安南が舶載された。その文様は竜・獅子・鳳凰・鹿・鶴などの動物文と魚・蝶・蜻蛉のような魚虫類、草花は牡丹文・唐草文などがあるが、絵付けがゆるい。染付に用いられた胎土は、良質なカオリンが産出しないため純白にならず、全体に白化粧が施され、その上に文様を描き、灰分が多いため灰青色をおびた透明釉がかけられている。そのため肌合いに磁器のような透明感がなく乳濁し、元・明染付に比べ柔らかい印象となる。透明釉が釉裏の呉須をにじませて流れるような景色のものを「絞手(しぼりで)」と呼び、茶陶として喜ばれた。茶碗・水指・花入・鉢などがあり、安南染付・安南赤絵などの称がある。』(「茶道|茶の湯の楽しみ|茶道用語」より)
『形姿
やや端反りの碗形で、高台は広く高く、端整でゆっくりとした姿を持つ。やや厚手のふっくらした造り、染付けなどで施された、たどたどしい唐草文様などから手に取らずとも温もりの伝わるいかにも茶碗らしい・・・』(草花文安南)
○寒川義崇風・部分紅安南茶碗とぐい呑み
下絵付で、例えば弁柄を用い、希望する赤を発色させるのは大変難しい。
ちなみに、私の通う陶芸教室では、2度焼きになるので上絵付けはやらせてもらえない。そこで今回、赤は、真紅釉(セレン赤を含むのか)を試した。なお、青は、古代呉須。
(註)寒川義崇:紀州焼葵窯・初代栖豊の五男、遠州七窯のひとつ高槻・古曾部焼きを復興。

○加藤唐三郎風・絞手植木鉢とまめ鉢
呉須が流れやすいように、土灰釉を用いた。上述のとおり、にじんでぼやけた文様を絞手という。
(註)加藤唐三郎:尾張徳川家御用窯を継承、三十世。

○手抜き文様の安南風茶碗
簡単な文様の安南イメージの碗と、それを絞手にした碗を試作してみた。
絞手は再現が難しい。呉須がどう流れるのか、どのくらい流れるのか予測できないから。ちなみに、向かって右の茶碗を見て、もともとの絵付けが左であることを想像できますか。

■ 菓子器としての使用
安南茶碗を菓子器として、白根山土産の花豆を入れてみた。
大振りの湯飲み茶碗・小振りの汲み出し茶碗としてだけでなく、菓子器としても使えそうだ。

■ 安南風茶碗と鉢の習作

『安南(あんなん)
安南(べトナム)で作られた陶磁器の総称。・・・ベトナムでは中国陶磁器の影響のもとに早くから白磁・青磁が焼かれていたが、14、5世紀から染付・赤絵の製作も始まり、室町末期から江戸前期にかけて多くの安南が舶載された。その文様は竜・獅子・鳳凰・鹿・鶴などの動物文と魚・蝶・蜻蛉のような魚虫類、草花は牡丹文・唐草文などがあるが、絵付けがゆるい。染付に用いられた胎土は、良質なカオリンが産出しないため純白にならず、全体に白化粧が施され、その上に文様を描き、灰分が多いため灰青色をおびた透明釉がかけられている。そのため肌合いに磁器のような透明感がなく乳濁し、元・明染付に比べ柔らかい印象となる。透明釉が釉裏の呉須をにじませて流れるような景色のものを「絞手(しぼりで)」と呼び、茶陶として喜ばれた。茶碗・水指・花入・鉢などがあり、安南染付・安南赤絵などの称がある。』(「茶道|茶の湯の楽しみ|茶道用語」より)
『形姿
やや端反りの碗形で、高台は広く高く、端整でゆっくりとした姿を持つ。やや厚手のふっくらした造り、染付けなどで施された、たどたどしい唐草文様などから手に取らずとも温もりの伝わるいかにも茶碗らしい・・・』(草花文安南)
○寒川義崇風・部分紅安南茶碗とぐい呑み
下絵付で、例えば弁柄を用い、希望する赤を発色させるのは大変難しい。
ちなみに、私の通う陶芸教室では、2度焼きになるので上絵付けはやらせてもらえない。そこで今回、赤は、真紅釉(セレン赤を含むのか)を試した。なお、青は、古代呉須。
(註)寒川義崇:紀州焼葵窯・初代栖豊の五男、遠州七窯のひとつ高槻・古曾部焼きを復興。

○加藤唐三郎風・絞手植木鉢とまめ鉢
呉須が流れやすいように、土灰釉を用いた。上述のとおり、にじんでぼやけた文様を絞手という。
(註)加藤唐三郎:尾張徳川家御用窯を継承、三十世。

○手抜き文様の安南風茶碗
簡単な文様の安南イメージの碗と、それを絞手にした碗を試作してみた。
絞手は再現が難しい。呉須がどう流れるのか、どのくらい流れるのか予測できないから。ちなみに、向かって右の茶碗を見て、もともとの絵付けが左であることを想像できますか。

■ 菓子器としての使用
安南茶碗を菓子器として、白根山土産の花豆を入れてみた。
大振りの湯飲み茶碗・小振りの汲み出し茶碗としてだけでなく、菓子器としても使えそうだ。

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